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PHIの教育論

成績表のどこを見て何を話すかで子どもの伸びが決まる

夏の最後の塾の試験も終わり,そろそろ成績表も返って来る頃でしょう。さて,成績表が返って来たときにどこをみればいいのでしょうか?今回は保護者としての成績表の見方についてお話しましょう。

成績表は見る必要なし!

いきなり何だと思われるかもしれませんが,そのままです。親として見るものは成績表ではありません。なぜなら成績表には親としてやるべき事が書かれていないからです。ぱっと見で成績表を見てわかる内容というのは,

  • 今現在できていないところ
  • 今の現状
  • 志望校に合格できるかどうかぐらいです。

それだけで十分と思われるかもしれませんが,これだけでは親としての子どもとの必要な接し方までは見えません。とはいえ持ってくる成績表を全く見ないわけにも全くコメントをしないわけにもいかないでしょう。そんなときは成績表の答案を見てあげて下さい偏差値順位が一番気になるところだと思いますが,実はそこは大して重要ではないのです。これが大切と思ってしまっているのは,塾業界が受験戦争をあおるための策略にはまっていた世代だからです。

成績表を見てわかることは?

一般的な親がわかるのは先ほど上に書いたことぐらいです。しかしながら子どもと先生はもっと奥深くまで読み取れます。もし読み取っていなければ,せっかくの成績表を有効活用しているとは言えません。

  1. 今後出来るようにしなければいけないところ。
  2. 苦手な単元・分野。
  3. 今後の伸びの見込み。
  4. 今後の勉強方針・指導方針。
  5. 本当の実力。

これらは生徒には難しくても先生には見えているはずです。要領の良い生徒なら自分で見出すことも出来ます。逆にこれが見えて来ない先生ならば,伸ばす道筋も見えていないことになります

なぜ親にはこれができないの?

親が成績表を見て話すためには,決定的に足りない情報があるのです。それはテストを解いたときの考え方に関する情報です。先生や子ども自身は当然普段からどうやって解いているのかを把握しているため,それを踏まえて成績表を見ることができますが,一般的な親の場合そこまで見ていることは少ないでしょう。そのため成績表だけ見ても読み取れないのです。そしてこれらを知らずして,成績表を見て語る事など出来ません

よく試験の問題も知らないで成績について語る先生もいますが,こんなのは論外です。問題を知らずして何を語るというのでしょう。

親としてどうしても成績表を見て話したければ,まずそのテストの問題を自分で解いてみてください。その上で語らなければ説得力がありませんし,机上の空論を子供に押し付ける事になります。それができないのならば,成績表を見て話をするべきではありません。子どもがどこでつまづいているのか,本質的なところなど見えてはいないのですから。

何を見て何を話せばいい?

見るべきなのは問題と答案です。試験の結果について話をするのなら,問題と答案を見て話して下さい。プロでないならば,成績表の数字だけ見て話をするのは非常に危険です。

問題を見て話をすると,子どもと同じ視点に立って会話することになるので,子どもも飲み込みやすくなりますし,子どもが何が原因でつまいづいているのかなどがわかりやすくなります。そして親が解けないのに自分が解ける問題があったとき,子どもの中で「やった!」というモチベーションが生まれるのです。こういう問題を探して,親としてのプライドよりも,大いに褒めてあげることでやる気につなげてあげるべきでしょう。

そしてもうひとつ。子どもの苦労がわかってもらえた時に,子どもは頑張ろうと思えるのです。そのため,問題と答案を見ながら,どういう問題を頑張っているのか一緒に感じて,子どもの頑張りを認めてあげて下さい。こういう小さなことが子どもからしてみるととても嬉しいので,素直な子供に変えさせる効果も出てきます。そもそも塾や本人でもわかることを親が改めて言うことに何の意味があるのでしょう親には親にしかできない何か,があるはずです。せっかく話す機会ができるのですから,それを使わない手はありません。

不信不振スパイラルを断ち切る

正式名称は「人間不信による成績不振スパイラル」といいます。これはよくある教育でありながら,最悪な教育の一つです。

①成績がよくなかった。

②親に怒られた。

③頑張った。(正確には頑張ったつもりの場合がほとんど。)

④でも成績が伸びなかった。(人間不信

⑤親に怒られた。

⑥言うことを聞いても伸びなかった。
 ということは,親・先生の言うことが間違っているから伸びないんだ!

⑦言うことを聞いてもダメだから,もう聞かない!!!
 (成績不振

これを断ち切ることができるのが「褒め」です。このスパイラルの途中で褒めることにより,

親の言うことを聞いた。

褒められた

言うことを聞けば褒められるんだ!

という感じに変えてしまうことができます。スパイラルに陥ってしまっている方は,ぜひ試してみてくださいね。 もし何を褒めてあげればいいかわからないという方は,成績を見るよりも先に,子ども達の本当の姿を見るようにして下さい。褒めていいものがわからないというのは,色眼鏡やフィルターを通して子どもを見てしまっていて,本質的なことが見えていないためです。その場合は成績表を見るよりも,子どもとしっかり向き合うところから始めるべきでしょう。向き合えばいいかわからない,何を話していいかわからない方はPHIがご相談に乗りますのでご連絡下さい。ちょっと話し方を変えるだけで劇的に子どもを変える方法をアドバイス致します。もちろん付け焼刃な一般論ではありません。お子様の現状を踏まえた上で,お子様のためにどうするかを考えて本当に必要なものを追求するところがPHIの最大の特徴です。

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