「箸」の中の「者」に点はいる?いらない?

「箸」の中の「者」に点はいる?いらない?

さて,今回も子ども達からの質問にお答えしたいと思います。

箸の中には点がある

「箸」って漢字,ご存知ですか?

携帯で「箸」と変換することはあっても,手書きで「箸」と書くことは少なく,気づかない人も多いかも知れません。

実はこの「箸」という漢字,よく見ると「者」の中に点が入っているのです。

者の中の「日」の上にちょこんと。

「箸」を拡大した字。「者」の中に点がある。

ね,入っているでしょう?

「この点が入っている漢字と入っていない漢字があるのですが,どちらが正しいのでしょうか?」

という質問です。

実は「者」という単体の漢字にも点が入っていたのです。
旧字体というやつですね。

そのため,旧字体で漢字を学んだ世代は点を打つ方が普通になっているのです。

旧字体ってなに?

旧字体とは,1946年まで使われていた漢字。

1946年と言えば,日本国憲法が公布された年。
そして原子爆弾を落とされて第二次世界大戦(太平洋戦争)が終戦した年。

つまり,戦争終結と共にGHQにより様々な改革が行われたものの1つなのです。

なぜ旧字体から新字体へ変更したのかと言いますと,漢字の複雑さが教育する上で障害になっていた,複雑すぎて外国人が理解できず,暗号めいた文字になっていたため,と言われています。

そのため,一時は漢字廃止論まで出て来て,その一環として難しい漢字を廃止,簡略化して漢字そのものを減らしました。

それが「常用漢字」というもので,「者」の中の点が消えたのもこの時です。

ところが,「者」が入る漢字,例えば「箸」や「賭」は常用漢字には追加されなかったため,旧字体のまま残ってしまった。

そのため,点が入る字と点が入らない字が混在することになってしまったのです。

ところが平成22年の常用漢字に「箸」と「賭」は加えられたのですが,以前まであった漢字廃止論はなくなったため,旧字体そのままの字体で載ることになりました。

そのため,常用漢字表では点を付けた字が掲載されているのです。

ただし,パソコン環境などにより点が出ない字体となっているケースもあるため,点はつけてもつけなくてもよい,という資料が添付されています。

よって,

「一応常用漢字には点がついているが,つけなくてもよい」

というのが結論になります。

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