「君たちはどう生きるか」:書籍紹介

「君たちはどう生きるか」:書籍紹介

《注意》
子どもに読んでもらいたい本,親に存在を知っておいて欲しい本を,教育的観点から紹介しています。ネタバレを含む可能性があるため,ネタバレを好まない方は,この先は読まずに戻るボタンを押して下さい。

「君たちはどう生きるか」
吉野源三郎

対象年齢

小5,小6は学力による。中学生以上は読める。

見込める効果,学べること

人とのつながり,物事の関わり,行動することの大切さについて考えることができる。

対象者(向いている子)

大人しく,人間関係に悩みやすい子。
前向きな子。
人とのつながりを大切にする心優しい子。

向いていない子

我が道を行く子。
人の話を聞けない子。
人の気持ちを考えられない子。
極度のネガティブ思考を持っている子。

簡単な紹介

コペル君という少年が,学校での出来事で悩み,それに対して叔父がアドバイスをくれ,コペル君は自分のやるべきことを見つけていく,といった構成になっています。

歴史上の人物の実例を参考に,どのように生きて来たか,人との関わりの観点から触れています。

叔父は以前からコペル君から聞いたことを記録していて,それを題材にコペル君にお手紙を書くという設定。

端的に言えば,コペル君は自分が見聞きしたことを,叔父にプラスαでフィードバックしてもらい,自分で答えを見つけていったということ。

同じような方法は,親子感情さえコントロールできれば,親でもできますね。

この本が書かれたのは1937年で,日中戦争が起きたとき。

この時代に子ども達へ生き方の指標を示した本というのは珍しいでしょう。

古い本ではありますが,子ども達が悩む人間関係の本質は今も昔も変わっていません。

コペル君の描写は漫画,叔父からのメッセージは文章というハイブリッド構成になっているので,小さい子でも読みやすいでしょう。

ただ,歴史上の人物や物理学の事象といった内容については,小学生では習っていないことも多く,中学受験の勉強を通して知っている子,もしくは自身の興味で知識がある子でないと何を言っているのかわからないかも知れません。

そこまで難しい描写がされているわけではないので,サラッと読むことができなくもないのですが,やはり予備知識として知っている方が面白さは増すでしょう。

本は読ませるものではないので,まずは親が読んでみて,子どもも興味を持つように置いておく,といった使い方がいいですね。

表紙にインパクトがあるので,表紙が目につきやすいようにしておくのが理想だと思いますが,目の前にあれば,時期とタイミングが合ったときに手に取ってくれるでしょう。

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